ジャズボーカル 松田オリビア圭子

ジャズボーカル 松田オリビア圭子のブログです。主にスケジュールのご案内を掲載します。

今日はOneWebDay。

去年の9月25日のCNetJapan記事から引用するとこういうこと。

OneWebDayは、「オンライン生活を祝う世界的な記念日を作り、維持し、進展させ、普及させる」という世界的なイベントである。

Webがあるのがあたりまえ、な今だけど。生まれたときは、なかった。中学生のときだってなかった。
最初はパソコン通信でメール、それからニュースグループ。そのあとXMosaicとかから、Webサイトへのアクセスが始まった。

私はもう10何年も、探し物したり助け合ったり学んだり調べたり働いたり買売したり出会って好きになったりケンカしたりWebでしてきてる。Webがしてくれたことはたくさんあるけど、重要なのはどれだ。
情報へのアクセスが簡単で助かる、ということや買い物など具体的なこともできて助かる、というのも、ほんとうに便利で助かっているけど。
私の人生にたくさん影響を与えているあのひともこのひともWebがなかったら知らない人のままだったかもしれない、というのがポイントか。私の学生時代までの知り合いはリアルが先だけど、仕事始めてからの知り合いは、就職先の人々以外、ファーストコンタクトはネット上という人ばかりだ。もちろんレアな例外はあるけど。人との間をつなぐというのが私にとってのWebのしてくれたメインの役割のようだ。Webがあってこそ発生した今までの縁とそれに付随する出来事や、それで作ってきた今の私のコンディションを気に入っているから、今日は私はそのことについてWebに感謝しよう。この感じは、ある街が私になにをしてくれたか、という質問への答えと似ているかもしれない。

Webに何ができるのか、ということであと少し考えたのはこんなこと。
Webの向こうには人がいる。いや厳密にいえば人がいないサイトもあるんだけど、確実に向こう側に人がいる、という場へのアクセス方法がWebのおかげで見えるようになった。どんな狭いところに自分自信や他人が私を追い込んでしまっても、ケーブルがつながってるPCがあればどうにか外の光や風を浴びることができる、誰かを呼び寄せて鍵を開けてもらうことができる可能性が見える。私がだれかの鍵を開けにいくこともできるだろう。
あんまり、そういう辛気臭いことをいうのは商業の場としてWebを活用するときの発想とは毛色が違っているのだけど、いろんな場所で「インターネットにつながっていてよかった」という素朴な声を知ってて、だから「最後の通気口」としてのWebということを私はときどき意識するのだった。

今日聞いた音楽:Didn't We / 中本マリ