ジャズボーカル 松田オリビア圭子

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女を生きるリテラシー2009年版:結局、女はキレイが勝ち。(勝間和代著)

この題名と写真、狙いましたね!ということで各所で賛否両論のこの書籍。私は支持します。
ここでいうキレイは外面だけでなく内面も含めて。外見でいえば100人のうち30人に入るくらいを目指してあとは内面や振る舞いを磨こうという具体的な目標や、それによる具体的ご利益(人から親切にされやすい、自分も親切にしたくなる、ほかの努力もやりやすくなる)も明確で、だったら私もキレイになっちゃおうかと腰を上げたくなる。というわけで1年ほったらかしたWii Fit再開して、いま1週間ほど続いてます。

後半は1話1見開きでキレイ、恋愛・結婚、お金、仕事、ピンチの分野についてピンポイントの読み物。これがまた、竹を割ったようなストレートトークで私は読んでいてあははと笑う部分あり、勇気いただく部分あり、そうだそうだと頷く部分あり。
いわく「女子色(ピンクなど)とスカートは戦略としては効果的」、"きれいにはHも大事"のくだりでは「50平方メートルのスイートは一泊5万円、結婚して50平方メートルの家に住めば家賃12万で2晩半で元が取れる」、「不倫の費用対効果は最悪、リスクをわずかでも減らしたいなら離婚のプロセスが具体的に進んでいること」「結婚は人生最大の賭け、DV・モラハラ男などハズレを引いたときの備えに手に職を」「出産適齢期だけは待ってくれない、目の前の相手で手を打っておいたほうがいい場合もある」など、など。ある種の人々には不謹慎と責められそうなくらいの、でもまったくその通りと思う記述が随所にある。前職で女性の自立支援にも関わっていた私としては、ほんとに納得。いやもう、すっきりした。そうだよ、現実に直面しなきゃ、いい選択なんてできようがないもん。
ちょっと過激な項目ばかり拾ってしまったが、内面を磨くための読書のすすめや、キレイの最終進化系は人脈を作れる力、など実直系の話もよかった。私が好きなのは「現状維持に未来はなし」「問題はいったんテーブル上に」でした。

女性として生まれたことのリスクと優位性をまず直視して、なにを幸せと決めて、どういう戦略でそれを得ていくのか、勝間さんはどう考えてきたかを書き、読者自身はどうかと問うてくる本。いま女を生きるってことのリテラシーを示してくれた本と思う。

http://www.amazon.co.jp/結局、女はキレイが勝ち-勝間-和代/dp/4838720564