ジャズボーカル 松田オリビア圭子

ジャズボーカル 松田オリビア圭子のブログです。主にスケジュールのご案内を掲載します。

杉並公会堂へ出かけ、クラシック演奏を聴く

* 音の絆コンサートに行ってきた

「音の絆」東日本大震災チャリティコンサート(杉並公会堂)に、ご縁あって聞きに行ってきました。
詳細:杉並区ページ 「音の絆」東日本大震災チャリティコンサート(杉並公会堂)

クリストフ・トラクスラー(ピアノ)、斎藤アンジュ玉藻(ヴァイオリン)、のおふたりのコンサート。


会場は2006年に建て直された、46年の歴史あるホールで、シューボックス型というクラシックに向く形式だそうだ。明るい色の木材と白い壁が主体で、すっきり上品で美しい!

幸運にも前から3列目中央近くというとてもいい席で聞けて、堪能した。


黙とうから、G線上のアリアで始まった。実は私はクラシックを聴く経験が浅くて、デュオをしっかり聞いたのは今回が初。ジャズやロックはマイクやアンプをつないだ楽器で増幅した音が当たり前なので、演奏者がたったふたり、それも生音だけ、それを大ホールでというのはとても新鮮だった。
髪を耳にかけるかどうかだけでも、聞こえ方が違ってくるくらい。

息まで聞こえる。バイオリンの松脂の感じとか、ピチカートとか、強く出した音では、会場全体が楽器で自分はその中にいる感じとか。でも緊張をせまってくるような性質ではなく、一緒に没入するような音の世界。

リンク先にあるように、多様な曲を演奏してくれたが、中でも印象に残ったのはシャコンヌ、バイオリンソロ それから、ハンガリー舞曲。

シャコンヌは技巧も表現力も必要なすごい曲なんだけど、テンションがずっと途切れることなく、しかも、細部まで丁寧に演奏されていて、素晴らしかった。どれほどの修練を積まれたんだろうか。

ハンガリー舞曲はテンポの緩急があるが、ふたりの息の合い方がすばらしく、スイングしている感じ。

クラシックは耳で聞くというより体で聞く、というか、その場に居る(共鳴する箱の中にいる)こと自体も含めての経験みたいだなと感じた。

最後に「ふるさと」を客席も歌い、アンコールは「浜辺の歌」。技と心で、音楽を愛する被災地の人たちの音楽活動を支援する、というアンジュさんの姿勢が、全曲目から伝わってきた。素晴らしい場所に居合わせられて、しあわせな晩でした。



* 道中:秋葉原駅総武線新宿方面ホームの自販機群が楽しい件

ホームでちょっと待ち時間あり、ふと自販機を眺めたらなんだか品揃えがすごかった。

甘酒が暖かいのと冷たいの合わせて6種類も入ってる。知っていたのは森永だけだったのでちょっと感動した。

月桂冠、白鶴、奥信濃、森永。今度通ったら全種類買おうか。

ヨーグルッペというのが記憶にあって40年ぶりくらいに見た!現役だったとは。
あと蔵王牛乳も懐かしい。

パンの缶詰もあった。これも買っておけばよかったかなあ。